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執筆者の写真ノグチユウイチロウ

ファッションとサスティナブル

更新日:2021年2月22日

地元にRHCのショップがオープンして以来、時々買い物に行くのですが、欲しいサイズや色がなかったりすることがよくあります。


先日も少し前に買ったTシャツの色違いを購入しようと行ったら、またしても在庫なしとのこと...店員さんに「商品の在庫が少なくないですか。」と尋ねたら、もともと作ってる数自体が少ないらしく、地方のショップなのでさらに入荷数が少ないみたいです。

聞けば、ロンハーマンではファッション業界における過剰在庫→セールといったクローズロス問題に対して、SDGsも含めて余計な在庫を作らないといった方針だそう。


それまでは「自分の気に入った商品が置いてあるか」という基準でお店を選んでいたのですが、最近は「何を買うか」よりも「どこで買うか」の方が大事なような気がしています。


ファッション業界では、売り上げのために次々と新しいトレンドを仕掛けてきますが、それが過剰になり過ぎている感は、すでに一部のデザイナーの間では問題視されています。そこに近年のサスティナビリティといった流れが相まって、今後はブランドや企業の姿勢が更に重要になっていくことでしょう。


ファッション業界はその特異性がゆえに、サスティナブルといった問題に早くから直面する業界の一つかと思いますが、私たちの消費行動のすべてにおいて同様の課題が突きつけられる日もそう遠くはないと思います。

少しでも安く良いものを買いたいという消費者の気持ちは十分にわかりますが、それも行き過ぎれば先のファッション業界のような状況になりかねませんし、すでになっているのかも知れません。

そういった状況は結果的に私たちにとって決して有益ではなく、長い目で見るとマイナスな要素の方が多いような気がします。

私たちが何気に使っているお金がどこに流れて、それによってどんな社会が生まれていくかをもっと考えて行動する必要があるのではないでしょうか。



ロンハーマン


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