インターネットで検索すると色んな人の家の中を見ることが出来る。
欧米人のインテリアで特徴的なのは、照明のないスッキリとした天井だ。
そこに紛れて、ときどき天井に沢山の照明が付いている家は、大抵日本人だったりする。
欧米人の家の中では、暖炉やキャンドルのような自然に近い灯りが定番で、ダイニングテーブルの上にはペンダントランプがあるものの、その他の天井には照明がほとんど付いていない。
そのかわりにフロアランプやテーブルランプが部屋のあちこちに置いてある。
天井に付けた照明で部屋中を隈なく照らすのが普通の私たちには、あまり馴染みのない習慣だが、実際に過ごしてみるとその差は歴然。
日本でも最近はスタバの影響もあってか、暗めの方が雰囲気がよいと感じる人も増えてきているようだ。
そこまで明るくしなくても、思っているよりも不便でないし、何よりも居心地がとても良い。
昼間は窓から差し込む自然光で暮らし、夜は暖炉やキャンドルの灯りで過ごす。
そんな自然に近い暮らしの方が本当は人には合ってると実感できるはず。
暖炉やキャンドルが難しければ、せめて天井に埋め込まれた無数のダウンライトをやめて、フロアランプやテーブルランプの使ってみるのはどうだろう。
天井よりも低く置かれた照明の光は、それほど明るくなくても十分だし、かえって眩しくなくて心地よいもの。
そんな心地よい灯りのある暮らしが、一日の疲れた身体と心を癒してくれるのではないかと思う。
LIVING WITH LIGHTS | 心地よい暮らしの照明術
IN THE LIGHT Lighting Design & Interiors
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