「便利なだけで何も感じないもの」と「心地よいけど不便なもの」人はこの2つの間で常に悩んでいる。
こと住まいや暮らしにおいては便利さが優先され、心地よさは二の次...
椅子を選ぶ時に最も気にするのは「座り心地が良いかどうか」。
座り心地の悪い椅子を選ぶ人は稀ですが、それでも座り心地以外に価値を見出しているからでしょう。
家を選ぶ時は高性能の家を好む人が多いが、それ以外で家を選ぶ基準は何だろうか。
クルマを選ぶ際はどうだろう。
洋服は?
ペットは便利でないどころか、わざわが手間がかかるのになぜ飼うのか。
はたまた、パートナーを選ぶ基準は...
もちろん、便利で心地よいものがあるのが一番よいのだけれども、実はそれはとうの昔からすでにあって、もはや便利とも心地よいとも思わなくなっているだけだったりするのかもしれない。
電球が発明されたのは1800年代後半のこと。
それまでは油を燃やして灯りとして使っていた時代としては画期的な発明で、誰しもがとても便利なものが出来たと喜んだはず。
1920年頃にはポール・ヘニングセンによって”人に優しい眩しくない照明”が生まれ、電球は単に「明るく照らす便利な電気」から「心地よさを感じる照明」へ。
それから200年もの間に、白熱電球から蛍光灯、LEDとさまざまな新しい光が生まれてきたが、光を使う側は何を求めているのだろうか。
”もっと高効率で安価な光”
それはまさに便利さを追求してきた結果なのかもしれない。
LIVING WITH LIGHTS | 美しい灯りと暮らす
IN THE LIGHT Lighting Design & Interiors
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